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数字に対する感覚の重要性

Blog post 043

 

数字感覚

最近、数字に対する感覚が身についていない子供が多いように感じています。
例えば、
 
・10が10個集まると100
・20が5つ集まると100
・25が4つ集まると100 など
 
感覚的にパッと出てこない、すなわち数の認識が苦手なケースです。
このあたりの数の認識があれば、0.25を見て1/4と気づきますし、0.75は3/4ということがわかる訳です。
 
 
ですから、数字を見たときに「だいたいこれくらいかな?」と「当たり」をつけることができるようになります。
この「当たり」をつけるというのがとても重要で、割り算などの計算には欠かせないスキルですね。
 
 
これが分かれば、いろいろな場面で活用できます。
買い物で予算に対して、商品をいくつ購入できるとか、冬休みの宿題の量に対して、1日にどのくらい実施しなければならないとか考えることができます。
 
 
また、数の認識という点では、「約分」についても同じことが言えそうです。
偶数に対する約分に気づかないというケースです。
24/56という分数を見て、24も56も偶数なので、とりあえず「2」で約分できると思わないため、約分せずに解答してバツをもらってしまいます。
 
 
「7」や「9」で約分できるかな・・・と考えるのは難しいとしても、まず「10」でできるか、次に「5」でできるか、そして「2」でできるか、くらいは数を見て判断できるようになってもらいたいところです。
 
 
これって「ゆとり教育」が原因なのかなと考えることがありますが、本当のところはよくわかりません。