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「めんどくさい」が口癖になっていませんか

Blog post 054

 

めんどくさい

計算するのがめんどくさい
文章を読むのがめんどくさい
顔を洗うのがめんどくさい
歯を磨くのがめんどくさい
 
 
そんな「めんどくさい」という言葉をよく聞きます。
 
 
「めんどくさい」と思うことは人間なら当たり前で、特別おかしなことでもないのです。
大人だってめんどくさいって思うことはありますし、人によっては毎日そう思っているかもしれません。
しかし、大人は「めんどくさい」と思いながら「最低限のこと」や「やるべきこと」はやっているのです。
例えば「めんどくさい」からと言って会社を休んだりしません(たまにいますが)し、やらなければならないことは渋々でも実行しているはずです。
 
 
子どもの発する「めんどくさい」は、普通の「めんどくさい」とはちょっと違うものがあると感じています。
「めんどくさい」と言って、本当にやらなくなってしまうのです。
 
 
勉強しない
宿題もしない
学校に行かない
塾にも行かない
お風呂も入らない
歯も磨かない
・・・
 
 
ご飯を食べることも「めんどくさい」と言って減らす子もいるようです。
これ、普通の「めんどくさい」とは違います。
 
「めんどくさい」って言っていることは、「やろうと思えばできる」ことなのです。

学校に行くにしろ、宿題をするにしろ、歯を磨くにしろ、お風呂に入るにしろ、「めんどくさい」けど「できない」わけではないのです。
 
でも、この「めんどくさい」と言ってやらずにいると「できる」と思っていたことが「できない」ことになってしまうことがあります。
こんな事例があります。
 
 
A君は学校を2、3日休みたい。少し経ったら必ず行くからとお母さんに約束しました。
今はちょっと「めんどくさい」だけ、行こうと思えばいつでも行けるし・・・
そういう感覚でいたそうです。
お母さんもさほど考えずに、息子の言葉を信じて、学校にも連絡し休ませることにしました。
 
 
そして休みが続き、3日が1週間となり、1ヶ月が経過、そしていざ学校に行こうと思った時には行けなくなってしまっていました。
A君が一番焦ったそうです。
なんとかリハビリして、学校に行けるようにはなりましたが、実際にできると思っていたことができなくなるという感覚を知ったようです。
 
 
「めんどくさい」と言わずに行動できていますか。
「めんどくさい」に流されて、やらないことが増えていったら要注意です。