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記憶のメカニズムを知って成績アップ

Blog post 060

 

読点

1 記憶のメカニズムを知る
 
人間の記憶には、大きく分けて「短期記憶」と「長期記憶」があります。
短期記憶は脳の「海馬」と呼ばれる場所に1〜2週間程度保存されます。
一方、長期記憶は、短期記憶に置かれた情報のうち、脳が覚えておくに値すると判断した情報のみを「側頭葉」という部分に移動し、長期間保存する仕組みになっています。
長期記憶として保存されていない情報は自然に消滅するため、テスト前に苦労して覚えた英単語をテスト終了後に忘れてしまうというのは、そのためです。
・・・ということは、短期記憶を長期記憶に移行すれば、定期テストや学力テストで100点連発ということも夢ではないのです。
 
 
 
2 長期記憶への扉を開く方法
 
(1)脳の「海馬」を刺激する
海馬は、その情報が繰り返されることによって「重要な情報」と判断します。
したがって、覚えなければならないことは、脳(海馬)に繰り返し情報を刺激として与えることが重要です。
その方法が勉強の場面では「復習」となるのです。
何度も繰り返し復習することで、脳は重要な情報と判断し、短期記憶を長期記憶へと移行します。
 
(2)復習はタイミングも重要
復習は1回の学習で反復するだけでなく、間隔をあけて実施すると効果が上がります。
今日記憶したことを翌日に復習し、3日後、1週間後、1ヶ月後と、間を開けて同じことを繰り返し実施します。
また、脳科学の観点から「記憶は睡眠中に定着する」ことが証明されています。
就寝前の30分は、記憶のためのゴールデンタイムであり、その日の学習内容に目を通すだけでも効果があると言われています。
 
 
 
3 ノートの必要性
 
普段、復習するためには、学習した情報をノートに整理し、それを見返す方法が効果的です。
忘れたら困る重要な情報は、ノートに記録して繰り返し復習することによって成績アップを目指せます。
 
まずは、実践してみましょう。